
AIを使う時「プロンプト」「トークン」ってよく聞くけど…|使いながら分かるAI用語辞典①
AIを使っていると出てくる「プロンプト」「トークン」「ハルシネーション」といった言葉。分からないまま使い続けていませんか。歯科医・研究者チームが,身近な例えでやさしく解説します。今回はよく検索されている5語を厳選しました。
📱この記事のポイント
- 1AIの言葉が分からなくても大丈夫。今回は検索でよく調べられている5語を,生活の身近な例えで解説します
- 2「プロンプト=注文の仕方」「トークン=タクシーの料金メーター」のように,知っているものに置き換えると急に理解できます
- 3完璧に覚える必要はありません。「あ,あれのことか」と思い出せれば,AIとの会話がぐっと楽になります
最終更新:2026年8月27日|AIの仕様は変更される場合があります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
「置いていかれる」感じ,ありませんか
ChatGPT・Claude・Geminiなど,どのAIを使い始めても,「プロンプトを工夫しましょう」「トークンの上限に達しました」のように,知らない言葉が次々に出てきます。
意味が分からないまま,なんとなく使い続けている——そんな方は多いはずです。でも大丈夫。どの言葉も,身近なものに置き換えると驚くほどすんなり理解できます。今回は,実際によく検索されている5つの言葉を選びました。
📌 この記事の結論
全部を完璧に覚える必要はありません。「あ,あれのことか」と思い出せる程度で十分です。それだけでAIとの会話が驚くほど楽になります。
① プロンプトとは|AIへの「注文の仕方」
一言で言うと
AIに投げかける「お願いの言葉」そのもの。
身近な例え
カフェでの注文と同じです。「なんか温かいやつ」と頼むより,「ホットのコーヒーをMサイズで,ミルクは多めで」と伝える方が,欲しいものがちゃんと出てきますよね。AIへのお願いも同じで,具体的に伝えるほど,思った通りの答えが返ってきます。この「注文の仕方」全体を「プロンプト」と呼びます。

② トークンとは|AIの「料金メーター」
一言で言うと
AIが文章を読んだり書いたりするときに使う,独自の「数え方の単位」。
身近な例え
タクシーの料金メーターをイメージしてください。距離(=文字数)に応じてメーターが上がっていくように,AIも文章の量に応じて「トークン」という単位で消費量が増えていきます。日本語は1文字がだいたい1〜2トークンに数えられることが多く,長い文章のやりとりほどトークンを多く使うと覚えておけば十分です。無料版で「そろそろ上限です」と出るのは,このメーターが関係しています。節約したいときは,長い資料を全部貼らずに要点だけ渡すのがコツです。
③ ハルシネーションとは|AIの「知ったかぶり」
一言で言うと
AIが,事実でないことを自信満々に答えてしまう現象。
身近な例え
道を尋ねたら,知らないはずなのに堂々と(適当に)道を教えてくれる人,たまにいますよね。表情や話し方だけでは,本当に知っているのか,知ったかぶりなのか見分けがつきません。AIも同じで,間違った情報でも自信満々な口調で答えることがあります。これが「ハルシネーション(幻覚)」です。特に日付・数字・法律・医療など,正確さが必要な情報は,AIの答えを鵜呑みにせず,必ず別の情報源でも確認する習慣を持ちましょう。

④ LLM(大規模言語モデル)とは|AIの「正体」
一言で言うと
ChatGPTやClaudeの中身,つまり「頭脳」そのもの。
身近な例え
ものすごい数の本を読んだ物知り博士をイメージしてください。膨大な文章を読み込んで,「こういう質問には,こう答えるのが自然だ」というパターンを身につけた仕組みが,LLM(Large Language Model=大規模言語モデル)です。ただし,博士は「読んだ内容から予測して話している」だけで,必ずしも100%理解しているわけではありません。③のハルシネーションが起こる理由も,ここにつながっています。
⑤ マルチモーダルとは|「目と耳と口」を持つAI
一言で言うと
文字だけでなく,画像・音声・PDFなど,複数の種類の情報を扱えるAI。
身近な例え
文字の読み書きしかできない案内係と,目(画像)・耳(音声)・口(会話)をあわせ持つ案内係,どちらが頼りになるでしょうか。写真を見せて「これは何のサービスの請求?」と聞いたり,声で話しかけて答えてもらったりできるのが,マルチモーダル対応のAIです。実は,カード明細の見覚えのない請求をAIに調べてもらう方法も,このマルチモーダルの力を使っています。
まとめ:知らない言葉は,置き換えて理解すればいい
- プロンプト=注文の仕方,トークン=料金メーター,ハルシネーション=知ったかぶり,LLM=物知り博士,マルチモーダル=目と耳と口を持つ案内係
- 全部を暗記する必要はない。「あ,あれのことか」と思い出せれば十分
- 特にハルシネーションは,AIを使ううえで一番覚えておきたい注意点。大事な情報は必ず裏取りを
続編を公開しました:シリーズ②「RAG」「コンテキストウィンドウ」など踏み込んだ5語はこちら →
専門家のひとこと|医療・研究に携わる運営チームより
私自身,AIを日常的に使うようになってから,「トークン」「ハルシネーション」といった言葉に最初は戸惑いました。でも,身近なものに例えて理解すると,急に自分ごとになります。この記事では,そうやって私が実際に納得できた例えをそのまま紹介しています。
参考・出典
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