よく検索:
奨学金 完全ガイド|借りる前のチェックと返済計画・救済制度
ライフステージ公開:2026-05-07最終更新:2026-07-176分で読めます

奨学金 完全ガイド|借りる前のチェックと返済計画・救済制度

奨学金を借りるかどうか迷っている大学生・保護者の方へ。奨学金の返済リスク・借りる前に試みるべき代替案・どうしても必要なら何を選ぶかを解説します。

🎓この記事のポイント

  1. 1給付型奨学金(返済不要)を先に調べることが最優先
  2. 2貸与型奨学金は第一種(無利子)を選び,第二種(有利子)は最後の手段
  3. 3アルバイト・特待生制度・入学時の費用削減で借入額を最小化する

⚠️ 奨学金は「借金」です

貸与型の奨学金は,将来返済義務がある「借金」です。在学中に感覚が麻痺しがちですが,卒業後に毎月1〜2万円以上の返済が20年以上続くことになります。

まず「本当に借りる必要があるか?」を考えることが大切です。

借りる前にやるべきこと

① 給付型奨学金を先に調べる

返済不要の給付型奨学金が使えるかを最初に確認しましょう。

  • 日本学生支援機構(JASSO)の給付型奨学金(収入・学力要件あり)
  • 大学独自の奨学金・授業料免除制度
  • 地方自治体の奨学金(地元に帰って就職する場合に返済免除になるものもある)
  • 民間企業・財団の奨学金(成績優秀者向け)

② アルバイトで学費の一部を賄う

週3〜4日のアルバイトで月5〜8万円の収入を得ている学生も多いです。授業に支障のない範囲で,奨学金の借入額を減らせます。

③ 特待生・入学前の費用削減

入試成績による授業料免除(特待生制度)がある大学・学部を選ぶ。また自宅通学できる大学を選ぶだけで年間100万円以上の節約になります。

どうしても借りる必要があるなら

  • 第一種(無利子)を優先し,第二種(有利子)は必要最低限に
  • 毎月の生活費を把握して「本当に必要な額だけ」借りる
  • 借りた額と将来の返済計算を常に意識する

返済のシミュレーション(例)

第二種奨学金(有利子)を月5万円×4年間(計240万円)借りた場合:

  • 金利1%:月々約18,000円・返済期間約15年・総返済額約260万円
  • 金利2%:月々約19,000円・返済期間約15年・総返済額約280万円

金利が高いほど総返済額が増えます。借りる前に総返済額を確認しておきましょう。

繰上返済で利息を節約

余裕ができたときに繰上返済(一部または全部を早期返済)すると,将来の利息を節約できます。日本学生支援機構の奨学金は繰上返済手数料が無料です。

社会人になって少し貯まったら,まず奨学金の繰上返済を検討しましょう。

🆘 返済が厳しい時の救済制度

① 減額返還制度

一定の収入基準以下の場合,月々の返済額を半分(最長15年)に減らせる制度。申請すれば利用できます。

② 返還期限猶予制度

病気・失業・低収入などの場合,最長10年間,返済を先送りにできる制度。

③ 所得連動返還型奨学金

収入に応じて返済額が変わる仕組みの奨学金。低収入の時は返済額が少なくなる。

まとめ

  • 給付型奨学金・大学独自の免除制度を先に徹底的に調べる
  • 貸与型は第一種(無利子)を優先・第二種は最後の手段
  • 借りる額を最小限にするのが将来の自分への最大の贈り物

金利上昇で返済額はどう変わる?(2026年の動向)

長く続いた低金利が終わり,貸与型奨学金(第二種)の利率も上昇傾向にあります。例えば300万円を20年返済で借りる場合,利率が0.5%から1.5%に上がると総返済額は約30万円増える計算です。これから借りる人は,①利率固定方式か見直し方式かの選択を「そのとき」の金利水準で考える,②借りる額そのものを必要最小限にする(授業料減免・給付型の併用を先に検討する),の2点がこれまで以上に重要になっています。

参考・出典

日本学生支援機構(JASSO) https://www.jasso.go.jp
#奨学金#借金#大学生#給付型奨学金#貸与型奨学金

🙋 この記事を読んでも,行動しなくていい人

  • 今すぐ決断しなくてもいい状況の方
  • 他の選択肢をまだ十分に比較していない方
  • 家計に余裕がなく,固定費を増やしたくない方

無理に行動しなくても大丈夫です。自分のペースで,必要なときに戻ってきてください。

🖋 この記事の執筆・確認体制

🎓

Team RESPECT医療関係者・医学研究者チーム

30年以上の大学での研究・臨床・教育経験を持つメンバーを含む運営チームが,公的機関のデータ・一次情報に基づいて執筆し,公開前に内容を確認しています。広告の掲載有無が記事の結論に影響しない編集方針をとっています。

運営チーム・編集方針について →

※本記事の情報は執筆時点のものです。制度・数値・サービス内容等は変更される場合があります。最終的なご判断はご自身でお願いします。