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セキュリティ用語まとめ|フィッシング・ランサムウェア・パスキーなどを日常の例えで解説
守る・健康資産公開:2026-11-03約12分で読めます

セキュリティ用語まとめ|フィッシング・ランサムウェア・パスキーなどを日常の例えで解説

フィッシング,ランサムウェア,脆弱性,ゼロデイ,多要素認証,パスキー,SSL証明書など,ニュースや職場で聞くセキュリティ用語を,ジャンル別に日常の例えでやさしく解説。気になる言葉だけ引ける用語集です。

🛡️この記事のポイント

  1. 1だまし・攻撃の手口,弱点と対策,ログイン,暗号とWebの4ジャンルで引ける
  2. 2まず,更新を早めに,ログインを二重に,リンクは押さない,の3つ
  3. 3気になる言葉だけ読めばよい。実際の設定や被害の対応は,公式の案内・窓口で確認する

「フィッシング」「ランサムウェア」「パスキー」…ニュースや,会社の通知で,セキュリティの言葉が,わからないまま,通り過ぎていませんか。

この記事は,セキュリティの言葉を,ジャンル別に,日常の例えで解説した,用語集です。検索で,よく調べられている言葉(ラッコキーワードで調べた,検索候補をもとに選びました)を,一般の方向けに,やさしくまとめました。全部読まなくても,気になる言葉だけ引けば,大丈夫です。

用語の意味は,一般的な説明です。実際の設定や被害の対応は,公式の案内や,専門の窓口で確認してください。

ジャンルから探す(全37語)

1.だまし・攻撃の手口(11語)

私たちが日常で出会いやすい,だましや攻撃の言葉です。

フィッシング/スミッシング/ソーシャルエンジニアリング/マルウェア/トロイの木馬/ワーム/ランサムウェア/ボット/ボットネット/バックドア/DDoS攻撃/サプライチェーン攻撃

フィッシング(Phishing)

一言で言うと:本物そっくりの偽メール・偽サイトで,IDやパスワード,カード番号を盗む詐欺。

やさしい説明:宅配業者・銀行・通販サイトなどを装い,「確認してください」とリンクを開かせて,偽のログイン画面に情報を入力させます。

日常の例え:「銀行員を名乗る人が,家に来て暗証番号を聞き出す」のネット版です。

知ると得すること:メールやメッセージのリンクは開かず,公式アプリや,自分で登録したブックマークから確認します。

▶ 関連:フィッシング詐欺の見分け方

スミッシング

一言で言うと:SMS(ショートメッセージ)で届く,フィッシング。

やさしい説明:「不在通知」「ご利用停止」などのSMSに,偽サイトへのリンクが付いています。

日常の例え:宅配便の不在票に見せかけた,偽の紙が,郵便受けに入っているイメージです。

知ると得すること:SMSのリンクは,押さずに,公式アプリで確認します。

ソーシャルエンジニアリング

一言で言うと:機械ではなく,人の心理や油断を突いて,情報を聞き出す手口。

やさしい説明:のぞき見,電話で「会社の者です」と名乗って聞き出す,ゴミ箱をあさる,なども含みます。

日常の例え:会社の電話に,「システム担当です。パスワードを教えてください」とかかってくる場面です。

知ると得すること:相手が本物か,別の方法(折り返しの電話など)で確認します。

マルウェア(Malware)

一言で言うと:悪意のあるソフトウェアの総称。

やさしい説明:ウイルス,ワーム,トロイの木馬,ランサムウェアなどを,まとめた呼び名です。

日常の例え:「害虫」という大きな分類のなかに,ゴキブリやダニなど,種類がある,というイメージです。

トロイの木馬

一言で言うと:便利なソフトのふりをして入り込み,裏で悪さをするもの。

やさしい説明:無料のアプリや,ファイルに見せかけて,インストールさせます。名前は,ギリシャ神話の,木馬に隠れた兵士の話に由来します。

日常の例え:「プレゼントです」と渡された箱の中に,泥棒が隠れていた,という話です。

知ると得すること:公式ストア以外から,アプリを入れないようにします。

ワーム

一言で言うと:自分で,ネットワークを通じて,勝手に増えて広がる悪意あるプログラム。

やさしい説明:ウイルスと違い,ファイルに寄生せず,単独で広がるのが特徴です。

日常の例え:くしゃみで,人から人へ,自動でうつっていく風邪のようなものです。

知ると得すること:OSやソフトを,最新に保つことが,基本の対策です。

ランサムウェア(Ransomware)

一言で言うと:データを勝手に暗号化し,元に戻す代わりにお金を要求する攻撃。

やさしい説明:「ランサム」は身代金の意味です。感染すると,写真や書類が開けなくなります。お金を払っても,元に戻る保証はありません。

日常の例え:大事な書類を,金庫に閉じ込められて,「鍵がほしければ,お金を払え」と言われる状況です。

知ると得すること:別の場所へのバックアップが,一番の備えです。怪しい添付ファイルは開かないようにします。

▶ 関連:スマホのバックアップのやり方

ボット/ボットネット

一言で言うと:乗っ取られて,遠隔操作される端末。それが大量につながったもの。

やさしい説明:持ち主が気づかないうちに,迷惑メールの送信や,他のサイトへの攻撃に使われます。

日常の例え:知らないうちに,自分の車が,犯罪の逃走用に使われてしまうようなものです。

バックドア

一言で言うと:正規の入り口とは別に,こっそり作られた「裏口」。

やさしい説明:侵入した攻撃者が,あとで,また入れるように,設置することがあります。

日常の例え:玄関に鍵をかけても,勝手口に合鍵を作られていた,というイメージです。

DDoS攻撃(ディードス)

一言で言うと:大量のアクセスを送りつけて,サービスを止める攻撃。

やさしい説明:多数の端末から,一度に,アクセスを集中させて,サイトを,動けない状態にします。

日常の例え:お店に,大勢の人が,いっせいに押しかけて,本当のお客さんが入れなくなる,営業妨害です。

サプライチェーン攻撃

一言で言うと:取引先や,委託先・使っているソフトなど,弱いところから,狙う攻撃。

やさしい説明:本命の会社の守りが堅くても,関連会社や,ソフトの更新の仕組みなどを経由して,入り込みます。

日常の例え:玄関の守りが堅い家に,宅配業者や,修理業者になりすまして,入るようなものです。

2.弱点と対策(10語)

弱点(脆弱性)と,それを守る仕組みの言葉です。

不正アクセス/脆弱性/ゼロデイ攻撃/セキュリティパッチ/ファイアウォール/ゼロトラスト/エンドポイント/EDR/情報セキュリティの3要素/ホワイトリスト/ブラックリスト/PPAP

不正アクセス

一言で言うと:他人のIDやパスワードなどを使って,勝手にログインすること。

やさしい説明:不正アクセス禁止法で,禁止されています。

日常の例え:他人の合鍵を使って,勝手に家に入ることです。

知ると得すること:パスワードの使い回しをやめ,二段階認証を設定すると,被害を防ぎやすくなります。

脆弱性(ぜいじゃくせい)

一言で言うと:ソフトウェアや機器にある,欠陥・弱点。

やさしい説明:そこを突かれると,情報を盗まれたり,乗っ取られたりすることがあります。

日常の例え:鍵のかけ忘れや,壊れた窓のようなものです。

知ると得すること:見つかった弱点は,更新(アップデート)で直されます。通知が来たら,早めに更新します。

ゼロデイ攻撃

一言で言うと:修正プログラムが出る前の弱点を狙った攻撃。

やさしい説明:開発元が気づいていない,あるいは,対策が間に合っていない期間を突かれます。

日常の例え:「窓の欠陥が見つかったが,まだ修理の部品が届いていない」間に,侵入されるイメージです。

知ると得すること:更新は,出たらすぐ。不審なリンクや添付を開かないなど,日頃の注意も大切です。

セキュリティパッチ(修正プログラム)

一言で言うと:弱点を直すための,更新プログラム。

やさしい説明:OSやアプリのアップデートに含まれています。

日常の例え:割れた窓の,修理です。

知ると得すること:自動更新を,オンにしておきます。

▶ 関連:最低限のセキュリティ対策

ファイアウォール

一言で言うと:不正な通信を,入り口で遮る「壁」。

やさしい説明:パソコンやネットワークの,出入りの通信を,ルールにもとづいて,通したり止めたりします。

日常の例え:マンションの,オートロックと,管理人のようなものです。

ゼロトラスト

一言で言うと:「中だから安全」と考えず,常に確認する,という考え方。

やさしい説明:社内のネットワークにいても,毎回,本人や機器を確認します。テレワークの広がりで,注目されています。

日常の例え:社員でも,入口ごとに,毎回,社員証を確認する建物です。

エンドポイント/EDR

一言で言うと:エンドポイントは,パソコン・スマホなどの「端末」。EDRは,端末の不審な動きを監視して,対応する仕組み。

やさしい説明:会社などで,導入される,端末向けの,防御の仕組みです。ウイルス対策ソフトより,広い範囲を見ます。

日常の例え:各部屋に,防犯カメラと,通報の仕組みを付けるイメージです。

情報セキュリティの3要素(機密性・完全性・可用性)

一言で言うと:情報を守るときの,3つの柱。

やさしい説明:機密性=見てよい人だけが見られる。完全性=勝手に書き換えられない。可用性=必要なときに使える。英語の頭文字で「CIA」とも呼ばれます。

日常の例え:大事な書類を入れる金庫に,たとえると,「鍵がある(機密性)」「中身がすり替えられない(完全性)」「必要なときに開けられる(可用性)」です。

ホワイトリスト/ブラックリスト

一言で言うと:許可する相手の一覧と,拒否する相手の一覧。

やさしい説明:ホワイトリスト=許可するものだけを通す。ブラックリスト=拒否するものを,止める。

日常の例え:パーティーの,招待客名簿(ホワイトリスト)と,入場お断りの名簿(ブラックリスト)です。

PPAP

一言で言うと:パスワード付きのZIPファイルをメールで送り,パスワードを別メールで送る習慣。

やさしい説明:同じ経路で送るため,盗み見に対する効果が低いことや,受け取る側のウイルス検査をすり抜けやすいことが指摘され,見直しが進んでいます。

日常の例え:鍵付きの箱と,その鍵を,同じ配達員に頼んで,送っているようなものです。

3.ログインと本人確認(8語)

玄関の鍵を2つ開ける女性。ログインを二重にする多要素認証のたとえ

ログインや,本人確認に関する言葉です。

多要素認証/パスキー/セキュリティキー/ワンタイムパスワード/生体認証/PIN/セキュリティコード/ネットワークセキュリティキー

多要素認証(MFA)

一言で言うと:2種類以上の方法を組み合わせて,本人確認すること。

やさしい説明:「知っているもの(パスワード)」「持っているもの(スマホ・セキュリティキー)」「本人の特徴(指紋・顔)」のうち,2つ以上を使います。二段階認証と近い言葉で,ログインを守る強い方法です。

日常の例え:玄関の鍵に加えて,暗証番号も必要な,二重ロックです。

知ると得すること:銀行・メール・SNSなど,大切なサービスに設定します。

▶ 関連:Googleアカウントのセキュリティ診断

パスキー

一言で言うと:パスワードの代わりに,スマホの指紋や顔認証などでログインする仕組み。

やさしい説明:本人の端末の中にある「鍵」を使うため,偽サイトに,入力してしまう被害を,受けにくいとされています。

日常の例え:合鍵を,何本も持ち歩くのではなく,自分の指紋で開く玄関です。

知ると得すること:対応するサービスから,順に設定します。パスキーを保存する場所に注意します。

セキュリティキー

一言で言うと:パソコンやスマホにさして使う,ログイン用の物理的な鍵。

やさしい説明:USBなどの形をしています。持っている人しか,ログインできなくなります。

日常の例え:鍵束に付ける,実物の鍵です。

知ると得すること:予備を1つ持っておくと,なくしたときに安心です。

ワンタイムパスワード

一言で言うと:1回だけ使える,使い捨てのパスワード。

やさしい説明:SMSや,アプリに表示される数字で,一定時間だけ,有効です。

日常の例え:1回しか使えない,使い捨ての入場券です。

生体認証

一言で言うと:指紋・顔など,体の特徴で,本人確認する方法。

やさしい説明:スマホのロック解除などに使われます。パスワードを覚える必要がありません。

日常の例え:自分の顔が,そのまま,鍵になるイメージです。

知ると得すること:指紋や顔は,変えられないため,生体情報を預ける先は慎重に選びます。

PIN

一言で言うと:端末ごとに設定する,短い暗証番号。

やさしい説明:Windowsでは,サインイン用に,数字の,PINを設定できます。その端末でしか使えないため,ネットに送るパスワードより,漏れにくい,とされています。

日常の例え:玄関の暗証番号です。その家でしか使えません。

セキュリティコード(カードの3〜4桁)

一言で言うと:クレジットカードの,裏面(機種によっては表面)にある,3〜4桁の番号。

やさしい説明:ネットでカードを使うときの,なりすまし防止に使います。カード番号と,別に,入力させます。

日常の例え:財布のカードを,持っている人にしか,分からない,もう1つの合言葉です。

知ると得すること:番号を,メールやSNSで送らない,写真に撮って保管しない,ようにします。

▶ 関連:カード明細に覚えのない請求があったら

ネットワークセキュリティキー(Wi-Fiのパスワード)

一言で言うと:Wi-Fiにつなぐときに入力する,パスワード。

やさしい説明:Windowsでは,この名前で呼ばれます。ルーターの本体や,説明書に書かれています。

日常の例え:家のWi-Fiの,玄関の鍵です。

4.暗号とWebの安全(8語)

カフェでノートパソコンを使う女性を,光の膜がやさしく包むイメージ。暗号化など通信を守る仕組みのたとえ

通信やデータを守る仕組みの言葉です。

暗号化/ハッシュ/SSL/TLS証明書/WPA/WEP/VPN/SPF/DKIM/DMARC/クロスサイトスクリプティング/WAF

暗号化

一言で言うと:データを,第三者が読めない形に変えること。

やさしい説明:鍵を持っている人だけが,元に戻せます。メッセージアプリやWeb通信,スマホの保存データなどで使われています。

日常の例え:手紙を,鍵つきの箱に入れて,送るイメージです。

ハッシュ

一言で言うと:データから,元に戻せない「指紋のような値」を作ること。

やさしい説明:同じデータからは,同じ値が,少しでも違えば,まったく別の値ができます。サービス側が,パスワードをそのまま保存せず,ハッシュで保存する,といった使い方があります。

日常の例え:果物を,ミキサーにかけたものは,元の形には戻せませんが,同じ果物からは,同じ味になります。

SSL/TLS証明書(HTTPS)

一言で言うと:通信が暗号化されていることを示す,サイトの「身分証」。

やさしい説明:アドレスが「https」で始まり,鍵マークが付くサイトは,通信が暗号化されています。ただし,偽サイトも,鍵マークを付けることがあるため,鍵マークがあるから安全,とは限りません。

日常の例え:身分証が,付いていても,その人が善人とは限らない,のと同じです。

WPA/WEP(Wi-Fiの暗号方式)

一言で言うと:Wi-Fiの通信を守る方式の名前。

やさしい説明:WEPは古く,弱い方式です。現在は,WPA2やWPA3が一般的です。

日常の例え:家の鍵の,強さの違いです。古いタイプの鍵は,簡単に開けられてしまいます。

知ると得すること:ルーターの設定で,WPA2またはWPA3になっているか確認します。

VPN(ブイピーエヌ)

一言で言うと:インターネット上に,暗号化された「専用の通り道」を作るサービス。

やさしい説明:公共のWi-Fiなどで,通信を守るのに役立ちます。

日常の例え:ガラス張りの廊下を歩くのではなく,壁で囲まれたトンネルを通るイメージです。

知ると得すること:無料のVPNは,情報の扱いに注意が必要です。信頼できるサービスを選びます。

▶ 関連:公共WiFiの危険と対策

SPF/DKIM/DMARC

一言で言うと:メールの「送信元が本物か」を確かめる仕組み。

やさしい説明:送信元のなりすましを見分けるために,メールを送る側と,受け取る側のサービスが使っています。

日常の例え:手紙の,差出人の印鑑を,郵便局が確認するようなものです。

クロスサイトスクリプティング(XSS)

一言で言うと:サイトの入力欄などから,悪意ある命令を,紛れ込ませる攻撃。

やさしい説明:サイトを作る側の,対策の言葉です。見る側は,怪しいリンクを開かないことが大切です。

日常の例え:掲示板に,いたずらの,貼り紙を,貼られて,見た人が被害に遭うイメージです。

WAF(ワフ)

一言で言うと:Webサイトへの,不正な通信を,見分けて,止める仕組み。

やさしい説明:Webアプリケーションファイアウォールの略です。サイトの運営側が,導入します。

日常の例え:お店の入口で,怪しい来客を,見分ける警備員です。

まとめ:まず,この3つだけ

  • 更新を,早めに:弱点(脆弱性)は,更新で直ります。
  • ログインを,二重に:多要素認証やパスキーを,大切なサービスから設定します。
  • リンクは,押さない:フィッシングやスミッシングは,メール・SMSのリンクから始まります。公式アプリやブックマークから確認します。

困ったとき・被害にあったときは,公的な相談窓口もあります。詳しくは,下の記事も参考にしてください。

参考・出典

IPA 情報セキュリティ https://www.ipa.go.jp/security/
総務省 国民のためのサイバーセキュリティサイト https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security/
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