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全部投資は危険。でも全部現金も危険|使う時期で考えるお金の置き場所
増やす公開:2026-05-318分で読めます✅ 専門家監修

全部投資は危険。でも全部現金も危険|使う時期で考えるお金の置き場所

「投資しないと損」「現金は安全」——どちらも正確ではありません。歯科医・口腔医学研究者チームが,全部投資と全部現金,それぞれのリスクを整理。大切なのは「使う時期でお金を分ける」こと。初心者が最初に知っておくべき,安全なお金の置き場所の考え方を解説します。

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📈この記事のポイント

  1. 1全部投資はNG:使う予定の近いお金を投資に回すと,値下がり時に売らざるを得なくなります
  2. 2全部現金もNG:物価が年2〜3%上がる時代,長期保有すると実質的な購買力が少しずつ下がります
  3. 3「近く使うお金は守る。長く使わないお金は育てる」——この一本の線が,初心者がお金の置き場所を決めるときの基本です
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「全部投資しないと損」は本当か

「物価が上がっているから,現金だけを持っていると損だ」——そういう言葉をよく見かけます。

一方で「投資は怖い,全部現金で持っておこう」と考える方も多いです。

どちらも,一面では正しく,一面では間違っています。口腔医学を専門とする研究者として言うなら,「どちらも極端な処方は体によくない」のと同じです。

この記事では,全部投資・全部現金それぞれのリスクを整理し,初心者が安全に判断できる「分け方」をお伝えします。

⚠️ まだ投資を急がなくていい人

  • ・ 生活防衛費(毎月の支出×3〜6ヶ月分)がまだない方
  • ・ 3〜5年以内に使う予定のまとまったお金がある方(教育費・頭金など)
  • ・ 投資の損失で眠れなくなると感じる方(心理的余裕も大切)
  • ・ 借金やローンの返済が残っている方(返済を優先する)

全部投資が危険な理由

投資は,短期では価格が大きく下がることがあります。リーマンショック(2008年)では株価が半値近くになり,コロナショック(2020年3月)では1〜2ヶ月で30〜40%下落しました。

このタイミングで「来月の家賃が必要」「子どもの入学金を出さなければ」と売らざるを得なくなると,損失が確定します。余裕のないお金を投資に回すと,最悪のタイミングで売ることになってしまいます。

全部現金が危険な理由

現金は安全に見えます。でも,物価が上がる時代には実質的な価値が少しずつ下がります。総務省の消費者物価指数(CPI)は,2023年に前年比+3.2%,2024年に+2.7%上昇しています(出典:総務省 消費者物価指数)。

普通預金の金利は0.02〜0.1%程度です。物価上昇率との差が,毎年じわじわと購買力を削っていきます。おにぎりや卵の値上がりは,この差の現れとも言えます。

表① 使う時期ごとのお金の置き場所

使う時期 置き場所の目安 理由
すぐ使う生活費 普通預金 いつでも引き出せることが最優先。元本保証が必要
2〜3年以内 現金・定期預金 使う時期が近いため,値下がりすると困る
5年以内に使う可能性 現金中心 投資期間が短く,下落リスクを十分吸収しにくい
10〜15年以上使わない 株式・投資信託を検討 長期保有で下落を回復しやすい。インフレ対策になりやすい(元本割れリスクあり)
老後資金 NISA・iDeCoを検討 税制優遇と長期積立の組み合わせ(元本割れリスクあり・自己責任)

表② 投資してよいお金・投資しない方がよいお金

投資してよいお金 投資しない方がよいお金
10年以上使わない余裕資金 来年使う教育費・入学金
老後資金の一部(積立ベース) 住宅購入の頭金(数年以内)
毎月少額の積立資金(余裕の範囲) 生活防衛費(3〜6ヶ月分)
値下がりしても続けられるお金 値下がりで眠れなくなるお金

✅ 結論:「近く使うお金は守る。長く使わないお金は育てる。」

この一本の線を引くことが,初心者がお金の置き場所を決めるときの基本です。全部投資も全部現金も,どちらも「極端」です。

この考え方が向いている人

  • ・ 生活防衛費(3〜6ヶ月分)はすでに普通預金に確保している方
  • ・ 10年以上先の老後・将来のための余裕資金が少しでもある方
  • ・ 毎月の積立(3,000〜1万円程度)を継続できそうな方

まだ急がなくていい人

  • ・ 生活防衛費がまだない方(まず3〜6ヶ月分を確保)
  • ・ 数年以内に大きな出費がある方
  • ・ 借金・ローンの返済が残っている方

無料でできること

  • ・ 証券口座の開設は無料。口座を持つだけで手数料は発生しない
  • ・ NISAのシミュレーターを使って月々の積立効果を確認
  • ・ 生活防衛費の目標額を計算(毎月の支出×3〜6ヶ月)

必要な人だけ:次のステップ

※ 投資は元本割れのリスクがあります。過去の運用実績は将来を保証するものではありません。自己責任でご判断ください。

📖 次の記事:具体的に何を買えばいいのか

10〜15年以上使わないお金をどう運用するか。低コストのインデックス投信の選び方を,SBI証券・楽天証券を例に整理しました。

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参考・出典

総務省 消費者物価指数(CPI) https://www.stat.go.jp/data/cpi/index.html
#お金の置き場所#インフレ対策#投資リスク#NISA#生活防衛費#積立投資

🙋 この記事を読んでも、行動しなくていい人

  • 今すぐ決断しなくてもいい状況の方
  • 他の選択肢をまだ十分に比較していない方
  • 家計に余裕がなく、固定費を増やしたくない方

無理に行動しなくても大丈夫です。自分のペースで、必要なときに戻ってきてください。

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